愛媛県・川之江の和紙産地再訪

2018年6月に愛媛県四国中央市(旧川之江市)の紙産地を再訪しました。
丸あ製紙所さんの、脇 憲久(としひさ)会長さん、正樹社長さん、会長さんの奥様と10年ぶりの再会でした。
会長さんは当時社長さんで、奥様とご一緒に、たくさんのお話を聞かせてくださったものでした。
2017年5月に創業120年を迎えられたという、おめでたいお話も聞きました。
息子さんの正樹さんがあとを継ぎ、しっかり事業をつなげていらっしゃることや、奥さん、お子さんとのにぎやかな家庭を築かれていらっしゃるご様子も知ることができ、うれしい訪問でした。
丸あ製紙所さんは明治時代に手漉き和紙工場から始まり、昭和37年に和紙原料を使っての機械抄きに移った会社です。
10年前に見せていただいたと同じように原料が大きな水槽に入れられていました。
この原料と、抄くときに必要なノリの入手が困難になっていることを強調されました。
このことは、2018年いの町の紙の町フォーラムでも重要なポイントとなりました。

丸あ製紙所さんの皆さんに見送られた後、この地域の製紙にとって大切な水源となっている銅山川の見学に向かいました。


具定展望台から川之江・三島方面を望む

銅山川にかかる橋と風景