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■和紙のわざ
和紙は伝統的な日本の紙であることはだれもが知っているでしょう。けれども今日、和紙にどのような種類があるのか、原料は何かについて知る人はほとんどなくなってきたように思えます。和紙はとても広い世界です。和紙が伝統的なものだけではなく、明治時代に開発された新しい種類があり、それらが広い用途で活用されていることは意外に思われるほどだと思います。

このホームページでは、明治時代に新しい紙が作られた様子、貢献した人、製品の種類や特徴などなどについてご紹介することをメインに、伝統的和紙も視野に入れて和紙に関するいろいろな話題をご紹介して行きたいと思っています。

■伝統の和紙・新しい和紙
和紙といえばたいていは、半紙や画仙紙、障子紙、また千代紙といったものが思い浮かべられるでしょう。このような少し厚みのある柔らかさが伝統的和紙の特徴と考えられています。これらは伝統的に主にコウゾという原料を漉いて作られました。けれどもそれだけが和紙ではありません。

ガリ版(謄写版)印刷という方法をご存知でしょうか?鉄筆で原紙を傷つけ、用紙の上に重ねてからローラーでインクを広げて紙に写し取ります。傷をつけた部分をインクが通ることによって、文字や絵などが下の用紙に印刷されるという方式です。この時に使われるごくごく薄い原紙のもとは和紙でした。和紙の原紙にロウのようなものを塗って加工し、鉄筆が削ったところだけがインクを通すようになっているものです。和紙は薄くても強靭であるという特徴が発揮されています。薬や麦茶などの煮出し用に詰められる袋もルーツは和紙でした。

このような和紙のことを明治の和紙と呼ぼうと思います。これらは明治時代から作られていきました。ここでは、そのような歴史についてご紹介するとともに、伝統的和紙も含めて、和紙に関するいろいろな話題を取り上げていきます。

まずは明治の和紙が作られた中心地である高知県の土佐和紙産地で、その歴史の中心人物となった吉井源太の活動についてご紹介し、その時代の技術開発のあらましをご説明したいと思います。

■話題
高知新聞連載『吉井源太と明治』はこちら

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